
一般的にTシャツで多く使われている素材の綿(コットン)とポリエステル。また、複数の素材を組み合わせた混合素材で作られたTシャツもあります。
綿とポリエステルの違いをカンタンにいうと着心地の違いなのですが、素材の特徴も全く違うのでシーンに合った素材選びが大事なんです。
それぞれの特徴を知っておくことで、好みの着心地や着用シーンに合ったTシャツを選ぶことができるようになります。
綿素材のTシャツは、主に室内で過ごすときや、あまり汗をかかないシーンで着用するのに適してます。
ポリエステルは屋外でのスポーツなど、汗をたくさんかくときに適してます。サッカー選手のユニフォームが良い例ですね。
この記事で解説する綿とポリエステル素材の特徴を理解して、毎日を快適に過ごしていただければ幸いです。
綿(コットン)とポリエステルの違いって?
そもそも素材を選ぶ重要性がわからない方も多いと思いますが、綿やポリエステルなどの素材によってその特徴が全然変わってきます。
綿(コットン)の特徴
綿は世界で最も生産量の多い天然素材で、その特徴は優しい肌触りで着心地が良く、吸水性にも非常に優れており、水分を保持するので静電気が溜まりにくい素材でもあります。
アイロンをかけても問題ないですし、洗濯機での洗濯にも強いです。ただし綿はシワになりやすく、乾きにくいというデメリットがあります。なのでスポーツなど、汗をかくシーンでは汗をたくさん吸水して肌にベッタリとまとわりつくので、運動時の着用には適してません。
綿のTシャツにシワをつきにくくする予防策
綿のTシャツにシワをつきにくくする予防策としては、洗濯時に柔軟剤を使う、脱水時間を最低限にする、干す前に伸ばすなど、洗濯時に少し工夫するだけでシワがかなり軽減されます。
それでもシワがついてしまった場合のシワを伸ばすコツは、アイロンがけです。温度を『高温』に設定したアイロンをかけるとシワが取れやすくなります。また、アイロンをかける前に霧吹きでTシャツを濡らしておくのも効果があります。
ポリエステルの特徴
ポリエステルの特徴は、通気性が良く、乾燥も早いですが、肌触りは綿ほどよくありません。洗濯後の乾燥も早く、シワになりにくいのがポリエステルの良いところです。汗をかいてもすぐに乾く素材なので、スポーツなど汗をかくシーンで着られているのはそのためです。
綿とは逆に静電気を溜めやすく、火に弱く溶けて穴が開きやすいデメリットもあります。しかし、害虫の被害も受けにくく、強度も高い素材でもあります。
また、ポリエステルは石油を原料として作られた化学繊維なので、敏感肌など肌が弱い方には不向きな場合があります。肌が弱い方は綿100%のTシャツを着ることをオススメします。
綿とポリエステルの良いとこどりの混紡(こんぼう)
2種類以上の繊維を混ぜて糸を紡ぐことを『混紡(こんぼう)』と言います。
この混紡は、種類の違う繊維の性能を高めて欠点をおぎなうようになるのがポイントです。
綿とポリエステルを混紡にすると次のような特徴になります。
『綿は吸水性が高いけどシワになりやすい』+『ポリエステルは吸水性がないけどシワになりにくい』
=『綿+ポリエステルの吸水性が高く・シワになりにくい』という良いとこどりな素材に。
このように綿とポリエステル両方の良さを上手く組み合わせた素材になるわけです。
綿(コットン)とポリエステル素材の特徴を理解して着るシーンを使い分けて快適に過ごそう
Tシャツに使われる綿やポリエステル、それぞれに特徴があります。どの素材にもメリットとデメリットがあるので、用途や利用環境に応じて適した素材を選びましょう。素材ごとの特徴を理解していれば、シーンによってうまく分けて選ぶことができます。
年間を通して着る方も多いTシャツなので、コーディネートでTシャツを選ぶ際には素材のことも意識してみると快適に過ごせますよ。
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